masublog Written by Takeshi Emoto

あなたは何を売る?ネットショップで売れる商品の見つけ方【未経験でも大丈夫】

ネットショップ開業

ネットショップで何を売るか考えている人「ネットショップで何を売るといいのか、売れる商品を知りたい。商品の仕入れってどうやるんだろう…。お金がかかるし、売れ残ったらどうしよう。具体的にどんなものなのか教えてください。」

こういった疑問に答えます。

本記事のテーマ

あなたは何を売る?ネットショップで売れる商品の見つけ方【未経験でも大丈夫】

あなたは何を売る?ネットショップで売れる商品の見つけ方

  • ネットショップで売れる商品の見つけ方
  • 商品の仕入れ方法を難易度別まとめました
  • 在庫が残ったら大変!商品が売れ残らない為の注意点

記事の信頼性

記事を書いている私は、ネットショップ歴10年ほど。
現在も国内外で15店舗を運営し年商10億円を超えています。

それでは、さっそく見ていきましょう。

ネットショップで売れる商品の見つけ方

本記事では集客力があり売れやすい、ショッピングモールでの調べ方を書きます。
何を売るか決まっていても決まっていなくても、どちらでも使えるやり方なので安心して読んでみてください。

その①:ランキングから調べる


ショッピングモールのランキングであなたが考えている商品を探し、同じ商品ジャンルのランキングページを参考にして調べます。

今回は日本でのシェアが大きい楽天市場を例に説明します。
ランキングのページを貼りますので、本記事を読みながら実際に調べてみてください。
» 【楽天市場】売れ筋人気ランキング

ランキングには集計期間があります

  • リアルタイム・・・数時間周期
  • デイリー・・・一日周期
  • ウィークリー・・・一週間周期

ランキングは集計期間が決まっていて、期間中に商品ページが掲載条件を達成するとランキングに掲載されます。

リアルタイムやデイリーは、店舗が価格勝負や広告露出などで意図的にランクインしているケースが多いので、商品選びであればウィークリーを見るのが一番手堅いです。掲載条件は楽天市場は【売上】の影響が大きく、Yahoo!ショッピングは【販売数】の影響が大きいです。

目当ての商品を見つけるには?

  • ランキングページのメニューから商品ジャンルを探す
  • ランキングページのキーワード検索で探す

ランキングは商品ジャンルで区分けされているので、自分が売りたい商品ジャンルのランキングを探します。ジャンルが見つからない場合は、ランキング内で検索すると見つかりやすいです。

ランキング上位商品はどれくらい売れてるの?

ランキングに掲載されている商品は、同ジャンル内で売れている商品になります。実は、ランキングTOP3の商品がどれくらい売れているかをランキングページの情報だけである程度推定することができます。

まず、ランキング上位の商品ページを観察し【レビュー数】を参考にします。だいたい10人に1人程度レビューを書いてもらえるので、レビュー数から販売数を計算します。中には「レビューを書くと〇〇」などのレビュー特典を用意しているページがありますが、こういったページは通常よりもレビューを書いてもらいやすくなりますので少なく計算します。

■例
販売価格:2,980円
レビュー数:100件(10人に1人記入する計算だと1,000個売れたことになる)

この場合だと、累計1,000個程度売れていて、累計売上が2,980,000円程度と予想できます。

その②:検索結果から調べる

ショッピングモールで検索して、検索結果から売れ筋商品を調べる方法です。
だいたいのネットショップは、検索から購入するお客さんが一番多いです。その検索結果の上位を占める様な商品は売れています。

検索結果のどこを見る?


検索結果の上位はだいたい広告なので、【PR】や【広告】と書いている商品は飛ばします。広告欄が終わったあとから見て、上位3商品はほぼ売れてます。

なぜかというと、検索結果は【直近の売上】に影響するからです。なので、たとえば毎日同じ商品が同じ位置にあれば、そのキーワードでは売れ続けているということになりますね。

よくある質問:検索キーワード選びが難しいです

結論は、【思い当たるキーワードは全て調べる】です。ただし、単語と複合キーワードは分けて考えた方が良いです。

単語の方が検索する人が多いので、競合が多くなるからです。そういった理由から、複合キーワードよりも単語検索で上位に位置している商品の方が売れているということになります。

■例
花 ← この検索で上位にある商品が一番売れています。
花 スイーツ
花 ギフト
花 母の日
花 誕生日

その③:担当営業さんにアドバイスを求める

楽天市場などのショッピングモールに出店すると、モール側の営業担当さんがつく場合があります。その人たちに直接教えてもらう方法です。

営業さんたちは、販売方法をアドバイスしてくれたりします。彼らのノルマは【店舗の売上UP】【広告販売】なので、売れる商品を教えてくれ〜と言うと教えてもらえます。ただし、情報漏えいはNGなので、教えられる範囲内で教えてくれるイメージです。

日頃の人間関係が影響してきますので、意識して関係を築くと良いと思います。

商品の仕入れ方法を難易度別まとめました


ここまでの解説で、あなたのネットショップで何を売るかが想像できたと思います。
次からは、どうやって商品を仕入れたら良いか?仕入れ方法を解説します。

仕入れサイトを利用する:難易度★☆☆☆☆

仕入れ用のネットショップで商品を仕入れる方法です。

仕入れサイトを3つご紹介します

これらのサイトは楽天市場やAmazonの様に、商社やメーカーが出店しているショッピングモールです。普通のネットショッピングの様に検索して、購入することができます。

メリットとデメリットは?

メリットは、時間を選ばず購入できることと、少量から仕入れができることです。
デメリットは、価格が高い傾向にあることです。売り主は数をたくさん買って欲しいものです。価格交渉をする場合は、出品企業を調べて電話やメールなどで問い合わせてみましょう。

国内メーカーに頼む:難易度★★☆☆☆

売りたい商品を作れる企業から直接仕入れる方法です。仕入れサイトに比べて、安く購入できる可能性があります。

なぜかというと、仕入れサイトは手数料がかかるからです。それに人間関係ができると、条件交渉がしやすくなります。

どういう風に探すのか?


以下の3つの方法が基本になります。

  • Googleサーチで探す
  • 展示会に行く
  • 人から紹介してもらう

Googleサーチと人からの紹介は想像できると思います。展示会というのは国内で開催される展示会のことです。例えば、Googleで「花 展示会」で検索すると以下の展示会の情報が出てきます。
» 例:フローラル・イノベーション2020

こういった展示会にはメーカーさんや商社さんが出店していますので、直接足を運び会話して連絡先を交換して話を進めていきます。

メリットとデメリットは?

メリットは、安く購入できることとオリジナル商品が作れることです。あなたのブランド化した商品はあなただけの商品になります。ネットショップで戦っていく上で、競争力を得られると思います。

オリジナル商品は、自分のブランドで生産するOEMと、アイデアから開発するODMというやり方があります。OEMは手間が増える分、既製品の仕入れ価格より少し高い傾向にあります。ODMはゼロから開発するので数百万円〜開発費が発生します。

デメリットは時間と費用が少し発生することです。メーカーの営業時間に連絡をしないといけないので、時間が制限されたりコミュニケーションに時間が必要です。費用は展示会に行く際の旅費などが発生します。

海外メーカーに頼む:★★★★☆


製造国のメーカーを探してダイレクトに商品仕入れをする方法です。
国内仕入れに比べると40%前後は仕入れ価格を削減することができます。

どういう風に探すのか?

よくあるのは、アリババなどの海外仕入れサイトで検索してコンタクトを取る方法です。
» アリババ Alibaba – 世界最大のB2Bトレーディングプラットホーム

最近は日本語化されたので、昔より使いやすくなったと思います。
注意点としては、相手は海外の人だということです。日本語を使ってくれるとしても、母国語は英語や中国語です。文化も違いますのでその辺注意が必要です。

メリットとデメリットは?

メリットはなんと言っても安く仕入れができることです。OEMやODMも当然日本より安くできます。
デメリットというか、リスクを把握した上で進めた方がいいと思います。日本の当たり前が海外の当たり前ではありません。広い心でやりましょう。

売れ残らない為の注意点


さて、ネットショップで何を売る?どうやって仕入れる?というイメージができてきたと思いますが、ここで終わってはいけません!

商品を仕入れるためにはお金がかかり、売れ残ったら仕入れに使ったお金を回収できません。ここからは、10年のネットショップ経験から得た仕入れに関する注意点を書かせていただきます。(自分が今まで失敗してきたことを書いてます)

仕入れすぎず売り切ることを優先させる

発注数はとにかく少なく始めた方がいいです。
そして、売れ筋になったとしても仕入れ過ぎない。仕入れた在庫は売り切ることに集中した方がいいと思います。

理由は、いつ売れ残るかわからないし、売れ残ったら現金化に苦労するからです。
売れ残りが積み重なると、運転資金にまで影響が及び存続の危機が訪れます。

私自身の失敗として、メーカーにいい顔見せたくて仕入れ過ぎてしまい売れ残って苦労した経験があります。
他には、売れ筋商品の仕入れすぎがあります。その時は流行が急に終わってしまい、外的要因でパタッと売れなくなりました。

とはいえ、「たくさん仕入れないと価格が安くならないじゃないか!」という反論も理解できます。
ビジネスのやり方は自由なので、そこはリスクとリターンのバランスをご自身で考えていけばいいのかなと思います。

とにかく私は昔たくさん失敗してきたので、仕入れ過ぎず売り切ることを優先させることをおすすめします。


以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
記事が参考になりましたら幸いです。